雪が怖い

自然の凄さ酷さを見せつけられました

朝方から降り始めた雪 日中は2000平米の温室を駆け巡り雪下ろしです

一週間前にも雪その教訓を生かしながら雪への備えは万全のつもりでした

温室の谷間にはスプリングクラーで散水の準備
温室の天井部分には支柱 朝から暖房を焚いて雪を溶かす 温室にたっまた雪は専用の雪かきで落とす

こんな仕事が早朝より翌朝の3時まで続いたんです
1mの雪は温室と温室の谷間を埋めて背丈をはるかに超えます
雪を落とすその場に行く事が出来ないんです

被害を受けた殆どの農家が無念さの中に温室の崩壊を見ているだけだったと思います

私も考えられることはすべてして雪に臨みました
結果として温室は守ることはできました

温室が鉄骨で組み立ててあったこと水の利用が幸いしたことがあったと思います

優先順位を決めて守ったこともあると思います

でも倉庫一棟 花置場3棟の被害
自宅の物置の損壊等の被害はありました

他の農家との比較では軽傷です 被害なんて言える被害ではありません.

それほど全体として甚大な被害です
廃業を決めた農家もあります

自然と共生の農業でありたいと思いながらもそれでは利益が上がらない

温室や施設に精いっぱいの投資を試みて夢あふれる先進的の農業経営の結果がこれでは 農業にどのような夢を描けばいいのでしょうか

昔ながらの農業では国際競争力に太刀打ちできないから経費の削減をと言い
TPPを持ち込み競争力を強めると言う

規模拡大によって投資を増やすほど一度の災害で再生困難の度合いがもっと大きくなるんです

農業の経験のない人々の書いた農業の政策とやら
こんな日本農業の現状を知らない人たちに偉そうに言ってもらいたくない

大雪の被害にあった農家の方々と共に片づけと今後立て直しを考えて現実に基づいた農家に優しい政策を考えてほしいものです

雪の被害の画像
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