サンデリアーナ育て方

病気 特になし・害虫 カイガラムシ ハダニ

●茎挿しで簡単に増やせます
●真夏の直射日光は避けます
●冬はできれば10℃以上

ドラセナ・サンデリアーナは笹のような細長い葉っぱとストライプの斑が特徴の観葉植物でドラセナの仲間です。枝分かれせずに葉を出しながらやや細めの茎を真っ直ぐに伸ばします。緑地に銀白色のストライプが入るタイプのものや黄緑色のストライプのはいるものなどがあります。茎を短く切って挿すだけで簡単に根、葉がでるのでミニ観葉植物としても広く出回っています。サンデリアーナは熱帯性の低木に分類され、原産地では4~6mの高さになるそうです。
 また、茎だけの状態のものが「ミリオンバンブー」の名前で流通しています。茎に節があって竹に似ているからでしょう。

 葉を出しながら茎が上に長く伸びていきます。ほおっておくとかなり草丈が高くなりますので適当な場所で切り戻しを行います。思い切り短く切り戻しても芽が出てきますので心配ありません。切り落とした茎はそのまま茎挿しする事ができます。詳しくはふやし方の項を参照にしてください。

 あまり強い光を好みません。特に真夏の直射日光下では葉やけを起こしてしまいます。ある程度の日陰には耐えることができますので一年を通してレースのカーテン越しのような柔らかい光を当てて育てます。
 熱帯性の植物で暑さには強いですが寒さには多少を弱い性質があります。15℃を切ると生育が鈍ります。冬は5℃くらいの気温まで耐えますが葉が黄変して枯れ落ちてしまう可能性があります。8~10℃くらいの気温が保てれば寒さで葉が落ちる心配はないので、真冬でもできれば10℃程度の気温を保つようにしましょう。
葉焼け
エドワード
真夏の直射日光のような強い光に当たると葉焼けを起こして部分的に枯れてしまいます

 水分を好みますので生育期(5~9月)は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は生育も鈍りますのでさほど水を必要としません。土の表面が乾いて数日してから与えます。気温が10℃以上保てるようなら少し回数を多めにしますが基本的には「冬は乾かし気味」に管理します。
 肥料は5~9月の間に観葉植物用の置き肥などを2ヶ月に1回与えます。置き肥の代わりに2週間に1回液体肥料を与えてもかまいません。冬は肥料を与える必要はありません。

 水もちと水はけの良い土が適しています。赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土を使用するか、市販の観葉植物の培養土を使用します。

 鉢の中が根でいっぱいになると根詰まりを起こして生育が衰え葉が枯れてきます。生育状況にもよりますが2年に1回くらいを目安に植え替えを行います。植え替えの適期は生育が旺盛な5~8月の間に行います。
 まわりの土を1/3~1/2落として一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。